辛さや苦痛に向き合わないトラウマ治療法 ─フラッシュ・テクニック─
フラッシュ・テクニック(FT)は,2016年にEMDRのトレーナーであるフィリップ・マンフィールド博士によって開発されたトラウマ療法です。
患者さまに無理な負担をかけずに進める,エビデンスに基づいた安全で革新的な方法として,現在,注目されています。
従来のトラウマ治療との違いは,トラウマ記憶に直接向き合うことなく,その影響を和らげることができる点です。
辛かったできごとや体験を話すことが怖い時,非常に助けになります。また,施術時間も他の心理療法に比べて短いことも特徴です。
つまり,嫌なことを具体的に話さなくてもよく,短時間で実施できます。
その代わりに,楽しかったこと,うれしかったこと,ポジティブな気分になれたこと,自分が好きな物や場所,魅力を感じることなどの話しをしてもらいます。
そして,お話しをしながら,タッピングやバタフライハグをしてもらい,セラピストの声かけで,まばたき(フラッシュ)をしてもらいます。
上記のような手順で進めていくので,トラウマを扱っているのに,その場が楽しい気分で満たされていくような感覚があります。「そんなこと本当にあるの?」と思われた方は,1度,実施可能かご相談ください。
子どもから大人まで対応でき,トラウマまでは行かないけれど,思い出すと不快な気分になる記憶の処理にも役立ちます。
過去の辛い記憶,苦痛な感情,うつ,パニック,不安,強迫症,暴力被害,性被害,事故,いじめ,DV,ハラスメント,などなど,幅広く活用できます。

