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適応障害について

適応障害とは 、自分が置かれている環境にうまく慣れることが出来ず、抑うつ症状、不安症状、腹痛や嘔気、動悸などの身体症状が出現し、不登校や出勤困難に至るといった社会生活に支障をきたす状態です。

 

適応障害は様々な原因で起こりえますが、特に就学や就職、転職、結婚、離婚など、生活環境が大きく変わった際に発症しやすいと言われています。

 

治療は、ストレスの対処法を学んだり、環境を調整したりすることがメインになりますが、症状によっては抗うつ薬や抗不安薬による薬物療法なども選択肢になります。環境調整に当たっては、主治医が環境調整のための診断書を作成することもあります。また、症状や状況によっては、休職し、心身の不調を整えながら、復職に向けて会社には部署異動や配置転換等の環境調整をおこなってもらうこともあります。

 

適応障害にいたるケースも様々あります。環境の原因が大きいケースであれば、環境の調整のみによって症状は改善し、その後も経過は良好となりやすいですが、一見適応障害に見えても、よくよく診察していくと、背景に不安障害が隠れていてその不安症状により精神的なストレスが倍増しているようなケース、背景に発達障害(グレーソーンも含め)が隠れており対人関係や業務遂行に支障をきたしているケースなどもあり、その場合はそれぞれのアセスメントとそれに対しての治療を行っていく必要があるため注意が必要です。