発達障害診断後の治療について
ASD(自閉スペクトラム症)やADHD(注意欠陥多動性障害)などの発達障害の診断を受けたあとの、医療資源の少なさが医療を提供する側の課題になっています。
ASDにしてもADHDにしても、特性と付き合っていくことが目標になり、ショートケアやデイケアでの専門プログラムが治療の主軸になるべきではありますが、それらを提供できる医療機関はまだまだ限られています。
それ以外の選択肢となると、ADHDであれば薬物療法がありますが、ASDの場合には薬物療法という選択肢がありません。
そのため、気分障害や不安障害などの併存症の治療を行いながら、特性が障害とならないように環境を調整していくことになります。
社会生活上の障害が大きい場合には、精神障碍者手帳を取得し、障碍者雇用などにて障害が顕在化しないように就労環境を整えていくことになります。それが難しい場合には、障碍者年金なども検討していくことになります。
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